誰かに何かしてほしいわけじゃない。

何も応えてくれる必要はない。

ただ音楽を聴いているように、居てくれればいい。

側にいる必要も、姿が見える必要もない。

ただ、そこに居る気配が分かれば、それだけでいい。

こういう時にそれを超えれば、かえって互いに傷む。


苦しい時ほど一人になる癖は変わっていない。

怒りが身体中からほとばしって、内臓が熱っし、食道が焼けそう。

走って風にあたり、少しでも熱を冷まし、大声で叫んでしまう前に、歯を食いしばり、また走る。

声を出せば自分でもめったに耳にしない低い声が出る。前頭葉の天辺と両目の下と、 口の先が妙に冷めて、どんな言葉でも出せてしまう静まり。

呼吸は浅いくせに、焼けた臓物に酸素を送るふいごのような賢さ。

底意地の悪い奴にも、性格歪んだ嫌な奴にも、冷たい奴にもなれる。

この感じは嫌いじゃない。

私の網にかからないものは、かからないんだよ。

本当に大切なものは、その向こうにある。


今日の闘いは終わり。

充分よくやったよ。

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