平坦な感覚

2004年7月31日
昨夜、とある会議の方向性を決める為の意見書を書いていたら

外が明るくなっていた

眠る前にゴミを出しに行くと

隣のブロックでおまわりさんたちが

例の黄色いテープを一区間張り巡らしている

昨夜のサイレンはこれか

人が落ちたらしい

「事件」と言ったおまわりさんが「事故」と言い直した

物騒物騒


一眠りしてから出かけようと、準備をし

寝過ごした

まあ、ゆっくり行こう

会場では米国人の講師が解説をしているところだった

遅れてすみません

と、英会話教室むけの英語で言うと

彼女はにっこりさらりと「No Problem」

自己責任感覚のある文化の楽さかな

まったく別々のところで会ったことのある人たちが

偶然3人居合わせている

ばらばらな自分の記憶が一箇所に集まっている不思議

その人たちと一緒に

これまでの、そこ、あそこに居た私自身がここにいる私に乗り込んでくる

自分を抱えてそこにいる

ただ自分で「居る」ことができる場所は楽

身体を使ったエクササイズをいくつかやった後
「ダンスをやっているの?」「前に会っていない?知っている気がする」と講師が話し掛けてくる

珍しいこと

こういう風に参加者に話し掛ける講師は珍しい

この人が書いた本は、私が今の仕事に就こうと決めたきっかけの一つ

だったんだけど

不思議と過剰な感慨はなく

ただ、横文字の名前の、初老の女性に話し掛けられている、と感じる

そういう平坦な感覚を持てている今の自分

嫌いじゃないな

 

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