刻々と

2004年8月4日
どうということはない一日だが

足が着いている

一歩歩を進めている

その先に、自分を運ぶ

それでだいぶ楽になる


どうということのない日だが

朝一の状態の重いお客さんの、どこか、何かに委ねたような笑顔が

心身に染み入ってくる

10年も20年もかけてここまで来た人だ


どうということのない日だが

この人は、昨年は持っていなかったゆとりを作っている

その人は、昨年は見せなかった自分についての判断を見せる

あの人は、この1年の大きな変化を報告する


私の方では苦手な人が、なんでもなく、私に普通に接する

私には、よく分からない人だけれど

私にはよく分からない拘り方をする人だけれど

違うだけに、不思議、発見は多い

発見を楽しめるのは、たぶん先週よりよく眠っているせい


どうということのない日だけれど

喫煙所の隙間から見上げる空の雲は、陽に照り、影を孕み、刻々と踊っていた

  

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