中空おしゃべり

午前は準備、午後はおまつり

去年とは少しずつ違う顔ぶれ

少しずつ違う表情

少しずつ違う楽しみ方

少しずつ違う働き方、見え方

あの人たちの変化

私の変化

終了

大過なし


1，2年前ほど、この規模のイベントでぶっ倒れるほどにもならない調整の仕方ができるようになっている。


夕方、ウィーンから一時帰国中の友人に会いに走る

実は今日の私はこっちの予定に気持が先に渡っていた

レイトチェックインサービスで、部屋を予約してくれている

横浜港が見下ろせる部屋に荷物を置き

クィーンズスクエアと観覧車の脇を抜け、ショッピングセンターへ

パンとサラダと刺身、美味いチーズと、お菓子

ワインは彼女の目当てのものが無く、レッドアイにするビールとトマトジュース

葡萄と梨は友人が持参


スタジアムとマリンタワーを見下ろしながら

朝方まで互いの近況と、「物語」というものについて、仕事について、写真、音楽、友人関係、異性関係、昔のこと、これからのことを話し尽くす

一気に全身シャワーを浴びて、ゆったり露天風呂にも浸かったような

そんな気分になる時間

どれだけ、この2ヶ月近くを

殆ど本当には自分が「しゃべる」ことをせずに潜水してきたかを感じる

思うままに、泳ぐように話し尽くす

身体の筋肉の使い方、呼吸の仕方まで変わる

ここの部屋は、時間と空間を眺め、見通すのに何故か丁度いい
　
一旦中空に浮かび

自分がどこにいるかを感じる

それからまた、地上に戻る