港、朝市、温泉、料理
2004年8月22日3時ごろ
浅い空にオリオンが見える
今日のプランの一つは星空を見ることも入っている
真黒い港へ、三々五々、若い漁師達が言葉もなく集まってくる
年配の漁師がぱらりぱらりと集まる
1隻に5,6人ずつ、4隻ほどが、連なって出港する
すべて無言のうち
何かの行のような風景
小潮で潮が大きく動かなかったせいか、釣り場をはずしたか
ふだん軽く50〜100は収穫するという釣りで
小鯵5尾、小鯖3尾、河豚1尾、ヒイラギ1尾(笑。河豚とヒイラギは海に返しました)
それでも、初めて釣る私には、返って丁度いい
50も100もあげられても、どうしようもない
今夜食べられる分で十分
小さい体で、力いっぱい動き回る魚と会えるのだって、私には感激
小鯵も小鯖もみんなすごくきれい
私のささやかすぎる感動をよそに、大物ねらいだった友人は隣でいたく不満げ(笑)
5時頃、釣りは手すきで、近くの防波堤から弁天島へ朝陽を拝みに行く
朝陽を見たのはいつ以来だろう
友人に怒られながら、弁天島の崖の先の先へ出て行く
崖の上を見上げると鳶がつがいで舞っている
朝陽の帯がまっすぐに海の上を渡り
ここまで届く
こんな風に平等なものがある
泣きたいのに泣けなかった思いは
泣く必要のないものへと変わり
風と陽光に流されていく
こうやって、私は助かる
長い朝
朝市へ腹ごしらえに
マグロ、サザエ、イカ、ホタテ、アサリを焼いてもらい
おまけのモツをもらい
梨にかぶりついて
もう正午かと思う暑さの中、カキ氷に手を伸ばす
「理想郷」と呼ばれる5mは水が澄んでいそうな入り江に行き
いすみ鉄道脇を走り
養老の滝で温泉
昼食
御宿のサーファーの多い海岸を見下ろせる高台へ出て
もう一度風に吹かれる
友人が獲物を入れる私用のクーラーボックスを氷のおまけもつけて
用意してくれる
小鯵と小鯖のおろし方まで細かに教えてくれる
この人は、誰かへの何かの贖罪をしてでもいるようなことをする
東京に戻り、眠くて頭も身体も固まっているかのようなのだが
帰ってすぐに魚を眺め、その美しさに感嘆して写真撮影してしまう(笑)
それからようやく「生き物」だったものを「食材」にしたて
小鯖は塩焼きに
小鯵は南蛮漬けに
スペシャルなツアーガイドを完璧にこなしてくれた友人への報告用に証拠写真にしておく
実は自分が獲物を自分で採って、食らったところを撮りたかったってこと
「新鮮」というのはこういうことかと食らいながら思う
食べ終えた頃、別便で秋田に行っていた叔父と叔母と従兄弟が
北の産物を届けに来る
あまりに暑くて私が大多喜町の市場で諦めた新鮮野菜たちが含まれていた
お礼に筑前煮を渡す
全てが仕組まれたように噛み合う日もある
浅い空にオリオンが見える
今日のプランの一つは星空を見ることも入っている
真黒い港へ、三々五々、若い漁師達が言葉もなく集まってくる
年配の漁師がぱらりぱらりと集まる
1隻に5,6人ずつ、4隻ほどが、連なって出港する
すべて無言のうち
何かの行のような風景
小潮で潮が大きく動かなかったせいか、釣り場をはずしたか
ふだん軽く50〜100は収穫するという釣りで
小鯵5尾、小鯖3尾、河豚1尾、ヒイラギ1尾(笑。河豚とヒイラギは海に返しました)
それでも、初めて釣る私には、返って丁度いい
50も100もあげられても、どうしようもない
今夜食べられる分で十分
小さい体で、力いっぱい動き回る魚と会えるのだって、私には感激
小鯵も小鯖もみんなすごくきれい
私のささやかすぎる感動をよそに、大物ねらいだった友人は隣でいたく不満げ(笑)
5時頃、釣りは手すきで、近くの防波堤から弁天島へ朝陽を拝みに行く
朝陽を見たのはいつ以来だろう
友人に怒られながら、弁天島の崖の先の先へ出て行く
崖の上を見上げると鳶がつがいで舞っている
朝陽の帯がまっすぐに海の上を渡り
ここまで届く
こんな風に平等なものがある
泣きたいのに泣けなかった思いは
泣く必要のないものへと変わり
風と陽光に流されていく
こうやって、私は助かる
長い朝
朝市へ腹ごしらえに
マグロ、サザエ、イカ、ホタテ、アサリを焼いてもらい
おまけのモツをもらい
梨にかぶりついて
もう正午かと思う暑さの中、カキ氷に手を伸ばす
「理想郷」と呼ばれる5mは水が澄んでいそうな入り江に行き
いすみ鉄道脇を走り
養老の滝で温泉
昼食
御宿のサーファーの多い海岸を見下ろせる高台へ出て
もう一度風に吹かれる
友人が獲物を入れる私用のクーラーボックスを氷のおまけもつけて
用意してくれる
小鯵と小鯖のおろし方まで細かに教えてくれる
この人は、誰かへの何かの贖罪をしてでもいるようなことをする
東京に戻り、眠くて頭も身体も固まっているかのようなのだが
帰ってすぐに魚を眺め、その美しさに感嘆して写真撮影してしまう(笑)
それからようやく「生き物」だったものを「食材」にしたて
小鯖は塩焼きに
小鯵は南蛮漬けに
スペシャルなツアーガイドを完璧にこなしてくれた友人への報告用に証拠写真にしておく
実は自分が獲物を自分で採って、食らったところを撮りたかったってこと
「新鮮」というのはこういうことかと食らいながら思う
食べ終えた頃、別便で秋田に行っていた叔父と叔母と従兄弟が
北の産物を届けに来る
あまりに暑くて私が大多喜町の市場で諦めた新鮮野菜たちが含まれていた
お礼に筑前煮を渡す
全てが仕組まれたように噛み合う日もある
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