早くお家に帰りたい

新しい上司は、仕事を指示したのかしないのか
分からないものの言い方をされる

相談されてるのかな、と思っていると、どうも導火線のついた爆薬を渡されたような感触が手元に残るので、「それは、私がやった方がいいということですか？」と尋ねると、ようやく「そうです」と言う

しかし、火をつけたのはあなただし、私は爆薬処理班ではありません

現場の状況は調べてきたが、素人にできる仕事ではない、と差し戻した

・・・なんだかな。
ここ何回か、この手のやりとりで、ぷちん、と行かないように体力を使っている。
お茶屋に大工仕事依頼しに行っちゃいかんでしょう
うちの名札はねじりハチマキに見えるんだろうか
棟梁にお願いするのがいいと思いますよと伝えると
棟梁がどこに住んでいるのか知らないと言う
・・噺家になるにもひねりが足りませんよ

喫煙所が無くなったら、ここではやっていけないかもしれない

上だけでなく、新人さん（もうそういう期間はとうに過ぎている）たちまで、爆薬にもならんようなものを投げてくる

いずれにせよ、それはあなたに渡しなおすしかないんだよ
そこんとこ分かって投げてんのか？

投げるひまがあったら、片付けてください

こっちも手持ちのものがたんとあります

20年ぶりくらいじゃないか？
「早くお家に帰りたい」なんて、本気で思ったの

幸い夜は別の仕事の打ち合わせがあったので、さっさと職場を後にする

自由が丘でいつもの風通しのよい店に集まる

11月の仕事だけでなく、出版プロジェクトの話にも広がり、あれもこれもとんとん片付く
出版プロジェクトにも招聘された
ありがたい

何が本業だか分かんなくなってきたぞ

早めに片が着いたので、近くのJazzを流す美味いおでん屋でしゃべりのめす

姐さまがたによれば、私の趣味は「重荷」と「怒る」らしい
そういう彼女らは「大変」と「ダメ男」

いいか、趣味と思えば、怒るのも重荷を背負うのも楽しかろう

しゃれのめせ

ああ、もう、どっかやけっぽく走ってるか