朗読劇

2005年1月10日
今年は資格試験に合格することにして
勉強計画に入ったら、過ごしやすくなった

確かな目的が人を助けるというのは、本当

無理に外に出かけようとしなくなった
予定を「作る」必要も無くなった

時間を使うのが楽になった
洗濯をして、掃除をして、楽しみに料理をし、少しずつだが苦痛に無為な時間を減らせてきている

今日までに読み終える予定の本を終えられそうだと目途が立つと、それ以外の時間も使いやすくなる

返って少し出かけたくなり
ふらっと横浜まで朗読劇を観に行った
(財)横浜市女性協会が企画・制作した市民朗読劇団による「ひまわり」
DV被害者の女性たちの「尊厳ある」声を書き上げたもの
今後、東京、名古屋、他各都市で上演される
(問い合わせ:横浜女性フォーラム 045-862-5052)

内容はシビアだけれど、「レジリエンス(回復力)」と「尊厳」と「わたしがわたしであれること」の喜びが伝わってくる

場面転換や挿入エピソードの入れ方もよく工夫されていて、朗読を間延びさせていない
出演者の女性たちの身体の使い方と、劇に対する気持、姿勢が気持いい
20代から60代ほどの幅があるだろう出演女性たちの姿勢も声も、表情も動きも、みなうつくしい

上演後、台本に出てくる女性シェルターの所長さんが紹介され挨拶をした。止められない嗚咽が洩れた。シェルターを出てからずっと、何年も毎年、子どもの成長を年賀状に書き送ってくる女性のことを、話された。
会場に居るスタッフも、その所長さん同様、直接間接に被害女性たちと長年関ってきた人たちだろう。目をうるませている人たちが多い。

1回ごとの上演を、祈りのように、儀式のように勤めているかのよう。

こんなふうに作られる時間と場は、しあわせだ。


家に帰ると、昨日果てていた手紙を書き上げ、本の残りを読んでしまう。
やはり、書けない時は書けないものも、書ける時は楽に書ける。

無理をするのも無駄ではない。
昨日がんばっておいたから、今日が楽になっていた。

納得が行くまでやればいいということ。

「満足する」ということが、どういうことか、ここまで来てようやくその端に触れる

 
 

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