梅林

2005年1月29日
午前中のセッションは、いまひとつ
結果的には、悪くは無いのだが
途中自分の中では空中分解した部分があった
次回は進め方をもう少し整理して挑まねば

思っていたよりも、増えた分の仕事に使う時間は取れ、定時を30分過ぎる前に職場を出られる
関内へ向かう

「梅林」で食事
母の誕生日祝い
ここには父も昔はよく仕事仲間と来ていたらしい。意図したわけではないのだが、創業された昭和17年というのは、母の生まれ年でもあった。
60代の父母と行くと伝えてあったからだろうか、座敷は座布団ではなく、高めの和机と座椅子に高さをつけたような低めの椅子とを入れ、足を折らずに済むようにしてくれていた。

コースによっては素材を見せてくれる
活きたオコゼとアンコウの白子のどちらがいいかと見せて選ばせる
母は口を尖らせるオコゼを気に入り、御造りと唐揚げにしてもらうことにする。
大きなたいら貝は、誕生日のお祝いサービスとのこと
ほんのりした味付けの醤油焼き

そのまんまで美味しいです、というものばかり。
口直しまで美味しい。氷でよく冷やした静岡産のトロピカルトマト
味がぼやけず集約して、きりっとしてる。
オコゼと鯛が両方唐揚げだったのには参ったが、食べられてしまう。
皮も肝も卵も身も全て載ったオコゼの御造りも、すっきりと引き締まっていてつるつる入る。
結構なボリューム。
鰻の朴葉蒸し以外は平らげた。
朴葉蒸しは包んでもらう。

力を持った美味しいものは、こちらがそれと気づく前に、食べる行為を引き寄せる気がする。
考える間や、迷いや、どこまでどう咀嚼するかとか、そういう逡巡を起こさず、食べさせてしまうかのよう。
だとしたら、そういう力が目に見える形ではなく出るように、選び、そう意図して調理するってすばらしい。

食べながら、互いの職場の話しであっと言う間に時間が過ぎる。
頼んであった、もう使わないという古い解剖書の一巻を貰い受ける。
米国の出版社のもので、図柄が非常に美しい。
私の畑のものではないのだが、こういうお宝を父母から贈られて、手にできるなんてしあわせです。

誰の誕生日だっけ?
母には、薄い緑と黄色がほんのりさした白を基調にしたアレンジメントで花を贈る。父にはお礼に青山のチョコレートを。

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