聴き惚れてきた

2005年2月24日
まわりのごたごたには目をやりつつそれをよそに
淡々とマイ仕事をする
午後のセッションは、参加者の顔ぶれが少しずつ入れ替わり、低年齢化し、提供すべき情報も以前とは違ってきている。
情報に対する反応も新鮮。
世代が若いと力もある。吸収力もある。
切り換えるところは切り換えて、肝心なところには集中している表情を見ることができるのは、私にはしあわせ。

片付けて予定通りの早退をし、講義を受けに行く

今日の講師は、静かだが通る声をしている熟年の女性。
いつもより、余談や冗談が多い。
気分の変化を割合自然とそのままに出す人なんだ。

ひとつひとつの言葉が秘めているものは、心臓を掴むような、鳥肌が立つようなものがある。
みごとな再現力で言葉をつむいでいく。

人は、表情や声音、しぐさ、体の動き、かもし出す雰囲気で、その人のベースになる感情を大なり小なり表現していると思うが

この人のトーンからは、どこか切ない静かな哀しさが伝わってくる
決して笑わないわけでも、笑わせないわけでもなく、悲観的というのでもない、とても他者に対する愛の深くて、哀しさはそれが踏みにじられることが多々あるということに対する哀しさといったらいいのか
しかし、そんなことも、現実的には数え切れないほど踏み越えて来られている
やはり、この人の姿勢が好きだと思う

聞き惚れながらペンを走らせながら、全身を耳にしてそのトーンを受け取れるだけ受け取ってくる

 

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