受け皿

2007年3月10日
金曜の夜に、急遽友人に会えた
二年前、3月の半ばに亡くなった友人がいて
線香をあげに一緒に行きたかったのだ

線香をあげてから
いなくなった一人の代わりに、ろうそくを灯して
昨年も訪れた店で一緒に食事をして、いつもどおりなおしゃべりをした
誰の曲かも分からないが、穏やかなジャズが流れている
いつもどおりのように自然でいて、いつもどおりではない新しい流れを感じる会話をしていた
わたしたちは生きている

ここでろうそくを点けていいかと店のお兄さんに尋ねた時、店主に確認しに奥に行き、「受け皿などは必要ないですか?」と心遣いを添えて快諾してくれた。これも去年と同じだ。
会計を終えた後
店主と同じく暖かい話し方をするその店員さんが「ろうそくは何かの記念日なんですか?」と、何気なく尋ねてきた
理由を言うと「そうでしたか。逆のことを想像していて・・お祝いか何かかと」と少し申し訳なさそうに会釈をした

いえいえ、どうもありがとう
そうきいてもらえたことで
あの娘も一緒にここにいたのを、分かってもらえた気がしました

山菜をふんだんに使ったお料理
美味しかったです
また来年おじゃましますね

 

 

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