神田のすずらん祭りに友人が出店していて、ちょっとは手伝えたらと思っていたが、
あまり調子がよくなく、頼まれ事務仕事が意外に手間取って、結局お店を片付ける頃にちょっと顔を出せた程度。
でも行けてよかった。
友人はフィリピン、ミンダナオ島の伝統織物のフェアトレードをしている。
KAFTI
http://kafti.blog.shinobi.jp/
去年より机を一本増やし、だいぶ広々と品物を並べられた様子
また秋も2,3日出す予定。その時はもう少しゆっくり顔を出したい。
煮てあったりんごとプルーンを差し入れに渡し、一度帰って着替えてから
昨日予約を入れた店へ
私の誕生日祝いなのだが、毎年店は「好きなところを」と予約させられる
行きたい店でいいというのはいい。でもこれで唯一引っかかるのは
アポの電話で「私の誕生日祝いなんです」とは未だに言えていないこと
家族の誕生日祝いなら「父の誕生日祝いで」と遠慮なく嬉しそうに言えて、お店からも「ではお祝いのケーキを」なんて言ってもらえるのに
いつかは一度言ってやろう
三田の「Cote Dor」
落ち着いたたたずまいの大きなマンションの1階にある
そう広くはない店内だけれど、せせこましいというわけでは全くなく
静かで余計なものがなく、落ち着く
フレンチがお好きな方には古くから有名なお店だそうな
気軽にしょっちゅう行けるようなお店でもないけれど、だからと言って、しゃちほこばらないと行けない雰囲気でもなく、居心地がよい
初めて伺ったので、スペシャリテを含めたお任せでお願いする。
「パプリカのムースはぜひ」と添えると、メートルが嬉しそうににっこり。
ボリュームがあると聞いていたので、量はおさえてもらう。
そのパプリカのムースは、なめらかな口当たりでけっこう濃厚。
トマトソースの至極あっさりした酸味との組み合わせがなるほどと思わせる。
軽くスモークした岩手のサーモン
「少量」と言いながら、たっぷりの二切れ
脂がのっている
サーモンだけだと濃厚すぎるが、
緑色の細身の土筆のような自生のアスパラに、玉ねぎかエシャロットのみじん切りを酸味のあるソースでからめて添えてあって、これもその付けあわせとの組み合わせで仕上がる味、という感じ。
こちらもうわさの極太ホワイトアスパラが、今シーズンラストということなので、ありがたくいただく
塩とトマト水とマスタードのソースを添えて「まずはそのまま。次にお塩で、最後にソースで。」と言い添えてくださるが、アスパラガスのみで充分濃厚な甘さと塩加減。
オマールとアボガドのサラダ
オマールの身がプリッと爪の先まで楽しめる
和えてあるアボガドと鶉の卵、グレープフルーツも、それぞれ異なる味のアクセントを持っていて楽しい
ノドグロの天火焼き
ノドグロは軽くほんとうに最小限といった焼き加減で、ほうれん草のソテーがたっぷり添えてあり、黒胡椒の効いたバターソースが無理なく食欲をすすめる
ここまででも充分な量なのに
牛テールの赤ワイン煮
第一関節ごと、こんもりと半月の小山になったテールをまず見せてくれてから、取り分けてくださる。
塩とスパイスの効いたノドグロの後に、口がやわらげられるみたいに食べられるマイルドな味
デザートはルバーブのスフレ
けっこうな大きさだけれど、作りたてのふわふわあつあつの嬉しさと、ルバーブの少しシャープな酸味、香ばしいカラメルの甘さがいい。
最後に珈琲とミニャルディーズをゆっくり頂く
おかわりも遠慮なく
もう還暦をとおに越えた両親が、食べやすそうにしているのが嬉しい
フレンチだと大抵途中でお腹がいっぱいになり、眠そうにする母も珍しく、「野菜がたっぷりで嬉しい」「パンも美味しい」と結構な量を最後までぺろり
いま流行の細々と華奢に手をかけ、見た目から楽しませてくれるフレンチとはまた異なり、見た目はあまりにも素っ気無いくらいとも言えるけれど、手間ひまをかけないわけではなく、素材に対して一切余計なことはしていない感じでいて一皿の中のシンプルな組み合わせに面白さがある。食べてみてその全体を楽しめるお皿。
生き物だった素材を大事に上手に出してくれるお店には、やっぱり「食べさせられて」しまう。
あまり調子がよくなく、頼まれ事務仕事が意外に手間取って、結局お店を片付ける頃にちょっと顔を出せた程度。
でも行けてよかった。
友人はフィリピン、ミンダナオ島の伝統織物のフェアトレードをしている。
KAFTI
http://kafti.blog.shinobi.jp/
去年より机を一本増やし、だいぶ広々と品物を並べられた様子
また秋も2,3日出す予定。その時はもう少しゆっくり顔を出したい。
煮てあったりんごとプルーンを差し入れに渡し、一度帰って着替えてから
昨日予約を入れた店へ
私の誕生日祝いなのだが、毎年店は「好きなところを」と予約させられる
行きたい店でいいというのはいい。でもこれで唯一引っかかるのは
アポの電話で「私の誕生日祝いなんです」とは未だに言えていないこと
家族の誕生日祝いなら「父の誕生日祝いで」と遠慮なく嬉しそうに言えて、お店からも「ではお祝いのケーキを」なんて言ってもらえるのに
いつかは一度言ってやろう
三田の「Cote Dor」
落ち着いたたたずまいの大きなマンションの1階にある
そう広くはない店内だけれど、せせこましいというわけでは全くなく
静かで余計なものがなく、落ち着く
フレンチがお好きな方には古くから有名なお店だそうな
気軽にしょっちゅう行けるようなお店でもないけれど、だからと言って、しゃちほこばらないと行けない雰囲気でもなく、居心地がよい
初めて伺ったので、スペシャリテを含めたお任せでお願いする。
「パプリカのムースはぜひ」と添えると、メートルが嬉しそうににっこり。
ボリュームがあると聞いていたので、量はおさえてもらう。
そのパプリカのムースは、なめらかな口当たりでけっこう濃厚。
トマトソースの至極あっさりした酸味との組み合わせがなるほどと思わせる。
軽くスモークした岩手のサーモン
「少量」と言いながら、たっぷりの二切れ
脂がのっている
サーモンだけだと濃厚すぎるが、
緑色の細身の土筆のような自生のアスパラに、玉ねぎかエシャロットのみじん切りを酸味のあるソースでからめて添えてあって、これもその付けあわせとの組み合わせで仕上がる味、という感じ。
こちらもうわさの極太ホワイトアスパラが、今シーズンラストということなので、ありがたくいただく
塩とトマト水とマスタードのソースを添えて「まずはそのまま。次にお塩で、最後にソースで。」と言い添えてくださるが、アスパラガスのみで充分濃厚な甘さと塩加減。
オマールとアボガドのサラダ
オマールの身がプリッと爪の先まで楽しめる
和えてあるアボガドと鶉の卵、グレープフルーツも、それぞれ異なる味のアクセントを持っていて楽しい
ノドグロの天火焼き
ノドグロは軽くほんとうに最小限といった焼き加減で、ほうれん草のソテーがたっぷり添えてあり、黒胡椒の効いたバターソースが無理なく食欲をすすめる
ここまででも充分な量なのに
牛テールの赤ワイン煮
第一関節ごと、こんもりと半月の小山になったテールをまず見せてくれてから、取り分けてくださる。
塩とスパイスの効いたノドグロの後に、口がやわらげられるみたいに食べられるマイルドな味
デザートはルバーブのスフレ
けっこうな大きさだけれど、作りたてのふわふわあつあつの嬉しさと、ルバーブの少しシャープな酸味、香ばしいカラメルの甘さがいい。
最後に珈琲とミニャルディーズをゆっくり頂く
おかわりも遠慮なく
もう還暦をとおに越えた両親が、食べやすそうにしているのが嬉しい
フレンチだと大抵途中でお腹がいっぱいになり、眠そうにする母も珍しく、「野菜がたっぷりで嬉しい」「パンも美味しい」と結構な量を最後までぺろり
いま流行の細々と華奢に手をかけ、見た目から楽しませてくれるフレンチとはまた異なり、見た目はあまりにも素っ気無いくらいとも言えるけれど、手間ひまをかけないわけではなく、素材に対して一切余計なことはしていない感じでいて一皿の中のシンプルな組み合わせに面白さがある。食べてみてその全体を楽しめるお皿。
生き物だった素材を大事に上手に出してくれるお店には、やっぱり「食べさせられて」しまう。
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